デング熱・デング出血熱の輸入症例が急増
海外でデング熱・デング出血熱に罹患する日本人が、例年にない早いペースで増加していることが、7 月14日までの国立感染症研究所の調査で明らかになった。同日の「ウエストナイル熱に係る関係省庁連絡会議」で報告された。例年、6月までのデング熱・デ ング出血熱の輸入症例は数十人程度だったが、今年は既に50人の症例が確認されているという。同研究所では、毎年8月から10月にかけて輸入症例が増加す る傾向にあることから、デング熱・デング出血熱が流行している国に旅行する人や関係機関に注意を呼び掛けている。
デング熱・デング出血熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカを媒介とした感染症。日本国内での流行 はないが、海外で感染し、発症する輸入症例は、毎年報告されている。輸入症例は1999年には9人だったが、2001年には50人にまで増加。その後も増 加を続け、05年には74人、08年には104人に上った。
さらに今年は、デング熱・デング出血熱に罹患する人の増加に拍車が掛かっており、6月6日の時点で 50人に達した。同研究所ウイルス第一部第2室の高崎智彦室長は「従来にない早いペース。7月中には70人に達する可能性が高い」と指摘している。さらに 例年、年間の輸入症例の半数程度が8―10月に報告されていることから、患者数は今後も増加すると予想されており、過去最多となる可能性を指摘する関係者 もいる。
高崎室長は「このまま輸入症例が増加し続ければ、国内で新たな感染が発生してしまうかもしれない」と警鐘を鳴らしている。
■インドネシア・バリ島で流行か
また、同研究所で診断した36例の輸入症例につ いて分析したところ、7割近くがインドネシアでの罹患者であることが分かった。高崎室長は「例年、インドでの感染が多いのに、今年だけはインドネシア、そ れもバリ島で感染した人が最も多い。公式の情報はないが、バリ島でデング熱が流行している可能性もある」と指摘。同国への旅行者に対しては、特に注意を呼 び掛けている。
キャリアブレインより引用させていただきました。


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